2月3日:見習い百姓の収穫だより2023年

今日は曇りで気温は4℃。なんてったって、寒中である。吹きさらしの畑で人参の 切干を作ることになった。

200本くらい人参を引いて、私は稲藁を束ねて作ったたわしで泥を洗い流す。水洗い する手から冷えが上がってきて、寒い。 百姓先生が千突きで人参を突いていく。突いた人参が大ざるに一杯になると、私が ネットに並べていく。寒中の人参は甘さも旨みも増すという。ネットの上が綺麗な人 参色になった。

本来、ニンジンはウコギ科オタネニンジン(薬用人参)を指す語であり、セリ科ニンジン属の人参は胡蘿蔔(こらふく)と呼ばれた外来野菜である。大根と共に寛中下気の働きで便通を調える。赤い色は養血。健脾化湿、益肝明目。いろいろの効能を持っている優れものである。

伊予柑は食べごろ。オレンジと蜜柑のかけ合わせで「柑橘の大トロ」と呼ばれる「せ とか」はもう少し後のほうがいいかな。鳥さんもまだ食べていない…。

圃場にある小枝の回収をした。一抱えもある、大きな段ボールに二杯分拾い集めた。数えてないが、1000本くらいあるだろうか。ここだけでその数だけ剪定したことになる。まだ4メートルの柿の木など、剪定できていないものがある。冬の果樹の剪定も木が多いだけに大仕事である。小枝は集めて田んぼで燃やすという。畑を焼くことで地力が回復する…つまり焼き畑農業なのだ。

立春❣竜峡小梅の紅の花が膨らんでいる。去年、梅干しにしたが、美味しく出来上がり、あちこちにおすそ分けした。今年も豊作でありますように❣

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