遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
一桁の気温が続く中、寒風を受けながら、冬の畑仕事の手伝いをする。
一年中、いろんな果実を提供してくれたお礼に、果樹に寒肥えの鶏糞を撒く。
百姓先生は、枇杷さん、梅さん、李さん、桃さん、イエローエッグさん、銀杏さん、葡萄さん、キウイさん、レモンさん、蜜柑さん、柿さん、ペカンさん、無花果さん、甘夏さん、…、…と名前を呼びながら、ありがとうの気持ちを込めて、撒いていく。
私は15Kg入りの鶏糞袋を2個づつ、一輪車に積んで、百姓先生の後ろについて木の間を回る。
ここの畑だけで15袋。やっと半分すんだろうか。
また、すべての果樹を剪定し、今月末には、散らばった木々を二千本くらい、拾い集めて焼却する大仕事も待っている。拾い集めるのが私の仕事。あぁ、ため息が出る・・・
畑の大根、人参、白菜、キャベツ、ブロッコリー、葱、牛蒡、法蓮草、ターサイなど、野菜を収穫するのも私の仕事。寒風に耐えた露地物はたくましく、甘い。本物の味を知ると、ハウス物は食べられなくなる。
百姓先生は、耕運機で土を耕し、畝を作っては、空豆や紅台菜、じゃが芋、レタス、玉葱などを植え付けて
いる。次の収穫の為、黙々と働き続ける。美味しいものは自分で作る…といいながら。