百姓の先生は、ペカン、柿、すもも、桃、イチジクなど実生の木を次々と剪定していく。
生い茂っていた木々も今は葉を落とし、枝も払われて丸坊主になっていく。
蕾みの小さい枝、勢いのない枝は容赦なく切り捨てられる。剪定の仕方で、実のつき方がかわるという。陽当たりを考え、生け花のようなバランスが必要という。難しそう。
私は切り落とされた枝を集め、空き地に運ぶ。ここで干して、窯にくべる薪として使う。
枯れたピーマンを引き抜き、稲わらで縛って、ぶどうの根元にたい肥として積む。ここでは捨てるものはなく、次に活かされる。自然に返しながら循環させる農法である。
12月25日に作った切干は、曇天が続いたので10日掛って干しあがった。ほっこりした日向の臭いがする。
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